名古屋学院大学シティカレッジ公開講座「進化においての初期のイノベーション:言語、アートなど」
350万年前、ホモ・サピエンスの祖先が初めて道具を「発明」しました。最初の道具は、ただの石のかけらのようなものでしたが、それが150万年にわたる生存を可能にしたのです。この瞬間こそが、哺乳類としての初のイノベーションだったのです。道具のほかにも、言語や世界中の洞窟で見つかっている壁画など、初期の人類にとって重要なイノベーションがありました。これらはどのようにして作り出されたのでしょうか。実は、これらのイノベーションは全くのゼロから出てきたわけではなく、既に存在していたものを工夫したり改良したりすることで生まれたのです。例えば、言語は13万5000年以上前に登場したと言われています。現代の言語では「単語」と「文法」という二つのシステムが見られます。そして、多くの動物や鳥もこれらに似たシステムをそれぞれ使っています。しかし、人間の中ではじめてこれら二つのシステムがうまく統合され言語ができたと考えられます。他のイノベーションは人間の言語の奥底にある象徴的思考によって引き起こされたという可能性を追求します。
2025年 12月 19日(金) 13時30分~15時00分
名古屋学院大学名古屋キャンパスたいほう言館1階コミュニティリンク 名古屋市熱田区大宝2-4-45