六代加藤作助 襲名記念展-伝統と革新
加藤圭史は瀬戸・赤津にて江戸時代より代々続く作助家の五代作助の長男として生まれました。愛知県立芸術大学大学院にて彫刻を学び、卒業後は瀬戸で父・加藤作助のもとで陶芸家として歩み始めます。2023年、黄瀬戸・織部の技法で愛知県の登録無形文化財保持者に指定され、この度、六代加藤作助を襲名する運びとなりました。
6代作助のもつ技は、父・五代作助より徹底的に叩き込まれた陶芸の「発想・素材・成形・絵付・釉薬・焼成」の基礎と、大学在学中に培われたデザイン力が融合したもので、器はもちろん、オブジェ、陶壁など多くの作品に反映してきました。近年、多く発表している黄瀬戸の作品は、端正な造形と柔らかな文様装飾、そしてあぶらげ出と呼ばれる肌合が魅力の作品です。黄瀬戸は古瀬戸釉灰釉の流れを組む釉薬で、室町時代後期に現れた新技法です。特に6代作助の黄瀬戸はこんがりと上がった油揚げのような肌合いは所々光を反射させ、しっとりとした味わいを見せています。また、伝統的な仕事に捉われないオブジェ、陶壁では6代作助の自由な発想と確かな画才と構成力を見ることができます。
本展では作助襲名を記念し、伝統を継ぎ革新を生む6代加藤作助の世界を紹介します。
2026年 1月 9日(金)から2026年 2月 15日(日) 10時~17時
月曜日休館(祝日の場合は開館、翌平日休館)