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尾張 鎌倉街道 萱津昔語り [貸出書籍]文9
50年ほど昔のことになりますが、萱津神社の堤防から西を望むと、見渡す限りの水田の向こうに甚目寺観音の三重の塔が見え、その遙か彼方には伊吹山や多度山脈が連なり、四季折々の色合いが、住む人々に安らぎを与える風景がありました。
そんな景色を楽しみながら、歴史の道である鎌倉街道を行くと多くの寺院があります。
日本武尊や源頼朝、一遍上人、織田信長、豊臣秀吉など萱津を訪ねた人たちの豪華な顔ぶれのこと、萱津は中世の三大紀行文である「海道記」「東関紀行」にも収録されている、正に尾張地方最初の湊町であり「市」の立つ「まち」であったと思われます。
萱津合戦、信長19才で清須入城。熱田神宮創祀1900年更なる古社 萱津神社があります。太古の昔、(鹿屋野比売)野の神を祀る頃、村人が東国平定の帰路の日本武尊に(藪に神の物)お漬け物を献上し、大変歓ばれました。
また、鎌倉時代、鎌倉街道萱津宿場として栄えていた頃より、萱津の里には萱津神社を始め、銭神社、金山社、八剱社、白髭社が里内各所に祀られており、その名が今も地名、住宅地として残されています。
江戸時代、天保12年頃より萱津神社内に銭神社も末社として祀られています。
奈良時代、和銅元年(708年)日本で初めて銅銭が出来、日本銭に統一される。
日本通貨発祥の地、埼玉県秩父の聖神社に銭神様が祀られています。
希少な当地の銭神社はご縁と金運向上を結ぶ貴重な尾張最強のお社とも言われます。
著 者:武藤 尚武
発行者:谷村 勇輔
初版第1刷発行:2015年1月
初版第2刷発行:2015年6月
初版第3刷発行:2017年2月
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